『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『メッセージ』と立て続けに、生きる意味とか人生について考えさせられるメッセージ性の強い作品を観たので、ちょっと息抜き。
Amazonプライムビデオで鑑賞。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編です。
>>>『エンド・オブ・ホワイトハウス』/ホワイトハウス陥落。
前作はテロリストに乗っ取られたホワイトハウスを舞台にシークレットサービスのマイク・バニングが人質に取られた大統領ほか、政府高官たちを奪還するためにテロリストをごみのように蹴散らしなぎ倒していく、という荒っぽいアクション映画だったのですが、その続編は荒っぽさがかなりパワーアップ。
イギリスの首都ロンドンがまるごとテロリストに占拠され戦場と化す!という作品。
いくらなんでも仮にも一国の首都ですよ?
そう簡単に行きますかいな、と見てる人はほぼ全員が突っ込みたかったと思うのですが(笑)
このシリーズはそもそも世界観や設定にリアリティは求めていないようで。そんな言葉はどこかに置いてけぼりにして、ただただジェラルト・バトラーの強さばかりが光ります。
ここまで突っ切られると笑いがこぼれてくるというか。たとえご都合主義と言われても、我が道を貫こうとする開き直った感じはとても好きです。
スカっとしたい人におすすめ!
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『エンド・オブ・キングダム』
監督・出演・製作 基本情報
監督:ババク・ナジャフィ
製作:2016年/イギリス・アメリカ・ブルガリア
出演:ジェラルド・バトラー/アーロン・エッカート/モーガン・フリーマン
あらすじ
もうすぐ生まれてくる子供のためにシークレットサービスを退職することを考えているマイク・バニング。
しかしイギリス首相が突然死。葬儀に参列することになったベンジャミン・アッシャー大統領を警護するために最後の任務を果たすためにイギリスに同行する。
葬儀に参列するために世界各国の首脳が集うなか、突如として大規模なテロが発生。
次々に各国の首脳が殺され、ロンドンの歴史的建造物は容赦なく爆破、無残な姿を晒していく。街全体が戦場と化すなか、生き残ったアメリカ大統領を守ってバニングが戦う!!というお話。
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感想(ネタバレあり)
http://eiga.com/movie/84396/gallery/4/
世界各国の首脳がすべて殺されてアメリカ大統領だけが生き残るなんて…ヾ(–;)ぉぃぉぃ
仮にも一国の指導者なのだからもう少し敬意を払ってもいいのでは^^;
イタリアの首相は愛人?との逢瀬を楽しんでいるときにやられちゃいましたし。
もちろん我が国日本の首相もあっけなく殺されてしまいます。アヤしげな日本語を絶叫しながら橋ごと爆破されて川に落ちました…( ̄Д ̄;;
警官の中には大量のテロリストが紛れ込んでおり、果たして誰が味方で誰が敵なのか…、という状態。
蹴散らしても蹴散らしても次から次にワラワラを湧き出してくるんです。
いったい、どれだけ紛れ込んでるんだ…?と誰もが思ったはず。いくらなんでも紛れ込みでしょ。
さらにはイギリス政府高官の中にも内通者がいるらしく、機密情報もダダ漏れ、街ごと停電させられてしまうなど刻々と状況は悪化していくのです。
黒幕は武器商人バルカウィという男。
ドローンによる上空からの攻撃でバルカウィを暗殺しようとしたものの失敗。彼は生きのびており、家族を巻き添えで失ったバルカウィが復讐のために起こしたテロという設定。
ドローンとかテロとの戦争のなかで生み出される復讐の連鎖、と言った現代的な問題もほのめかしますが、結局のところマイク・バニングがごみのようにテロリストどもを蹴散らしていくことに尽きる。
ナイフで刺しまくって拷問の上、情報を吐かせようとするなど、マイクの振る舞いが前作に増して常軌を逸しており、テロリストは完全にぼろきれか塵芥のような扱いで、さすがに「良心がとがめたりしないのカナ…?」と気まずいものを感じつつ、奥さんのラダ・ミッチェルはこのこと(=マイクの残虐性)知ってるのかな?な~んて心配になってしまった。
▼前作に続いて孤軍奮闘の戦いを見せるバニングさん。
http://eiga.com/movie/84396/gallery/3/
テロリストはマイクたちの行動を完全に読み切っていまして、ヘリで上空に逃げてもビルの屋上からバズーカで撃ち落としにかかります。
大統領に乗ったヘリをかばって、もう一機のヘリが攻撃からかばうように盾になるシーンは唯一ちょこっと胸にぐっと来たシーン。私だったら絶対にイヤだ(≧ヘ≦) ムゥ
結局ヘリは撃ち落とされてしまうのですが、マイクと大統領は墜落しても生きてます。
しかもほぼ無傷で…オオーw(*゚o゚*)w
(いくらなんでも…- ┐(´Д`)┌)
クライマックス。
大統領を拉致し、その公開処刑を世界中に動画配信しょうと企むテロリストから大統領を奪還するために。
バニングでたった一人でアジトへに乗り込んでいき、テロリストは容赦なく皆殺し…。
副大統領の命令で今度こそ、ドローン攻撃でバルカウィを吹っ飛ばし、MI6のスパイでマイクの知人(元カノ?)ジャクリーンも登場して、政府内の内通者ジョン・ランカスターMI5長官を問答無用で射殺(取調べとかはいいんかな?)して、事件は一件落着。
無事に帰国したマイクは退職願を削除して、シークレットサービスとして大統領を守り続けることに決めたのでありました。
▼頼りになる副大統領のトランブルさん
なぜ警備にあたる警官たちにテロリストが大量に紛れ込んでいるのかというのも、「敵国に渡航する警官たちも多い。」と劇中のセリフでさらっと(一応)フォローはしているので、OK。問題はないらしい。
まぎれこみ過ぎだし、イギリス政府が無能すぎるけど、いいんだ。アメリカが強ければ!
「1000年後も俺たちの国は続いていくから!」(←バニングさんから飛び出した名言)
真面目に考えるとmとても見ていられない破天荒で荒唐無稽な映画なのですが、ここまで突き抜けてくるとそれも気にならなくなるというか。
いくらなんでもマイクが殺しすぎだし、任務のためとはいえ、人格が壊れているとしか思えないし。ドヤ顔されてもドン引きするしかないのですが、続篇『Angel Has Fallen(原題)』の製作も決定したようだし、もう思う存分にやっていただきたい感じです(*`д´)b OK!
※Angelはアメリカ大統領専用機エアフォースワンのこと。次回作はハイジャック&空中戦?
まとめ
全作では下院議長だったアラン・トランブルさんが副大統領に昇進していたり、ホワイトハウス内も色々あった様子。
それにしてもメリッサ・レオは無駄遣いだったなぁ。メリッサ演じるルース・マクミラン国防長官は前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』では他の高官が口を割っていくなか、脅しに屈することなく、決して口を割らない気骨のある女性だったのですが、今作はみどころ一切なかった。
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