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『フィラデルフィア』/トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン共演のシリアスな法廷ドラマ。

フィラデルフィア

『フィラデルフィア』

基本情報

監督:ジョナサン・デミ

出演:トム・ハンクス/デンゼル・ワシントン

製作:1993年/アメリカ

監督は『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ。(2017年4月26日 73歳で死去)

その他、デンゼル・ワシントン主演の『クライシス・オブ・アメリカ』、あまりに重い傷を抱えた家族をPOV方式で描いた『レイチェルの結婚』などの作品があります。

あらすじ

フィラデルフィアの一流法律事務所に勤める優秀な弁護士のベケット(トム・ハンクス)は、ある日エイズであることを理由に事務所を解雇されてしまう。

不当解雇として事務所を訴える決意をしたベケットは何人もの弁護士に依頼を断られることになるが、かつて裁判でやりあったことのあるミラー(デンゼル・ワシントン)が弁護を引き受ける・・・。

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感想(ネタバレあり)

トム・ハンクスとデンゼル・ワシントン、二大スターの共演!

繰り返し何度も観てしまう大好きな作品で、そしてそのたびに深い感動を覚えます。

そしてこの映画の見どころは、何と言っても2大スターの共演です。

トム・ハンクスもデンゼル・ワシントンも大好きなので、この二人が共演しているなんて、夢のようです。

同性愛者であるということと、エイズであるということ、二重の差別と偏見にさらされながら、断固それらと戦い、病とも戦うベケットを演じるトム・ハンクスの演技は鬼気迫るものがあります。

彼はこの作品でオスカーと受賞していますが、納得のオスカーです。

▽トム・ハンクス出演作品

ベケットを弁護する弁護士を演じているのはデンゼル・ワシントン演じるミラー。

ミラー自身はエイズには無知であり、無知ゆえの恐怖から当初はベケットを遠ざけます。

しかしミラーを動かしたのは、弁護士ゆえの正義感と使命感。そしてベケットの不当な差別に屈しない強い態度を目の当たりにしたからでした。

ミラー自身、好奇の眼差しで見られ、心ない中傷を受けながら不利な裁判を戦うことになりますが、決して屈しません。逃げません。

ミラーはこう言います。

「同性愛者は好きではない。でも法が破られたのだ。」

ミラーのベケットに向ける眼差しの中に少なからず含まれていた同性愛者やエイズへの恐怖や嫌悪は、物語の終盤には完全に消え、二人は深い友情で結ばれます。

ミラーを演じたデンゼル・ワシントン、オスカーを受賞したトム・ハンクスに決して負けない名演です。

▽デンゼル・ワシントン関連作品

以上、『フィラデルフィア』の感想でした^^

作品の舞台はフィラデルフィア。

フィラデルフィアとはギリシャ語で「兄弟愛」という意味で、この町はアメリカ合衆国の最初の首都、独立宣言が行われた地でもあります。そのような偉大な歴史を持つ法と正義の街だからこそ、この作品の舞台となったということです。

そしてロッキーの故郷でもあります。(ロッキー大好き♪)2018

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