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『死霊館2 エンフィールド事件』/ウォーレン夫妻ふたたび。SAWシリーズの監督が贈る実話を元にした傑作ホラー。

本日の映画は『死霊館2 エンフィールド事件』
大ヒットホラー映画『死霊館』の続編です。

公開されて日にちが経っていたけれど、TOHOシネマズ新宿は満員に近かったです。

いつもの無料クーポン使いました。映画1本には1,800円は絶対に出さない派です。

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実在する心霊研究家のウォーレン夫妻が「とある事件の調査」で地獄を見ることになります…。

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『死霊館2 エンフィールド事件』

監督・出演・製作 基本情報

監督:ジェームズ・ワン

出演:ヴェラ・ファーミガ/パトリック・ウィルソン

製作:2016年/アメリカ

監督は『SAW』『インシディアス』のジェームズ・ワン。

▽『インシディアス』と『SAW』シリーズはAmazonプライムビデオの見放題の対象になっています。

『インシディアス』についてのネタバレありの感想はこちらをどうぞ。

>>>>『インシディアス』/とりつかれているのは家ではない。

▼シリーズ第一作『死霊館』

お化け屋敷に引っ越してきた子だくさんな家族が恐ろしい事態に巻き込まれてしまうだ一作。美少女がたくさん出てくるのもみどころ。

▼スピンオフもあります。

呪われた人形が登場…。

上記の2作は観ていなくても話はわかりますが、観ておくとなお、シリーズの世界観やウォーレン夫妻の絆の深さなどに共感しやすくなると思います^^

ざっとあらすじ

1976年。

心霊研究家のエドとロレイン夫婦は、「アミティヴィル事件」の調査を行っていた。

ちなみに『アミティヴィル事件』とは…

かつて長男が家族全員を銃で射殺する事件が起きた家があった。その家に引っ越してきた一家は、度重なる怪奇現象に家を離れざるを得なかった、という怪奇事件。

『アミティヴィル事件』は実際にあった事件で、『悪魔の棲む家』として映画化もされました。2005年には『悪魔の棲む家(2005)』としてリメイクされるなど、とても有名な事件です。

家の外観がまさに『悪魔の棲む家』そのものだったので、冒頭からテンションが上がってしまいましたv(*’-^*)-☆ ok!!

ロレインは惨殺事件発生当時の状況を知るために霊視を行いますが、シスターの姿をした悪魔が現れ、悲鳴をあげながら覚醒する。

そしてイギリス、エンフィールドでは、4人の子供を抱えたシングルマザーのペギー・ホジソンの一家が、不可解な現象に悩まされ始めるが…。

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感想(ネタバレあり)

前作よりもパワーアップ

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前作と比べてかなりパワーアップしてましたね。
悪霊の引き起こす怪奇現象の規模、激しさがかなり増していて、悪霊とは実体も持たない存在でありながら。こんなにも強い力があるのかと、しみじみ感心してしまいました。

私は昔から大のホラー映画好きなのですが、この『死霊館2』はかなり好きです。

特に前半がいいですね。

まだはっきりと姿を見せないけれど、確実に「何かがいる」という感覚。

足元からじわじわと這い登ってくるような、不安を掻き立てられる感じがたまらない。

ただ、悪霊が実体として姿を現しちゃうと、なんとなく気持ちが覚めてしまうとことがあります。私の場合…。

白塗りのシスターか…、みたいな…。

呪怨シリーズも白塗りですし、幽霊って世界共通で白塗りなんでしょうか?(笑)

それから前作と同様に、エドのもみあげが気になりましたね。実物のエドにももみあげがあったのかしら?と写真を探してみましたが、そうでもないようです。

ホラー映画の王道を抑えながらも、斬新さがある。

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134分とホラーにしてはやや長めの作品です。

しかし悪霊の驚かし方、登場の仕方も趣向を凝らしていて、飽きることなく楽しめました。これって、絶対に幽霊も人間を驚かすことを思いっきり楽しんでますよね(笑)

実に多彩。直球から変化球、魔球まで揃っていました^^

テレビのリモコン、おもちゃの消防車、へそ曲がり男、瞬間移動、空中浮遊等々、何でもござれ。なんだかちょっと笑えちゃうシーンも。いくらなんでもやりすぎじゃない?って(笑)

たとえば、肖像画のシーン

「なんでわざわざ、それ持って迫ってくるの?!」

って思いましたし。

わざわざ入れ歯を落としていって、存在をアピールするものなんだかおちゃめだったなぁって。

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ストライクど真ん中のタイミングで、驚かしてきたかと思えば、時にはフェイクを入れてきたり、全くの不意を突かれることもありましたし。

その緩急自在の絶妙な驚かし方に、うまく乗せられて、ドキドキさせていただきました。いったい何回、映画館で跳ねたでしょうか(*’-‘*)エヘヘ

登場人物たちが「何かの気配」を感じて、おそるおそる確認するシーンでは、思いっきり彼らの視線に同化して楽しむことができました。

あとね、暗闇が怖いんです!

通常でしたら暗い場所であっても、ある程度時間が経過すると目が慣れてきますよね。カーテンの隙間から灯りが射しこんでくることもあります。全くの暗闇って、実際の生活の中で遭遇することってなかなかないと思うんです。

しかしこの映画では、完全なる真っ暗闇があるんですね。

たとえば、ドアの陰。子供の遊び道具であるテントの中。

「あぁ。霊はここにいる…。」

そう感じさせられる場所は全く底が見えない非常に濃い真っ黒な闇があります。

それからホジソン一家の住む家を道路からあおって捉えた映像が何度も登場したのが印象的でした。あれは一家を狙う「何か」の視点でもあるのかも。

道路からあおって見ていたはずの「視線」がふわっと浮き上がり、2階の窓をするりとすり抜け、家の中を浮遊しながらうろついた後、1人の少女の背中に焦点をぴたりと合わせる。

それはウイジャ盤で遊んでいるジャネット…。まるで悪霊がジャネットに標的を定めたようで、思わずぞっとしました。

この作品で、悪魔に憑りつかれることになる少女ジャネット。

吃音のため学校でもいじめられている弟のビリーと一緒に話す練習したり、と、とっても優しい子なのです。

悪魔に憑りつかれ、自分のものではない声で話したり、汚い言葉で罵ったり、自分が乗っ取られていく恐怖に怯えたり…。

非常に難しい役どころでありましたが、とっても演技が上手!

しかも、すごいかわいいのです。

画像12http://eiga.com/movie/83989/

演じてるのは、マディソン・ウルフちゃん。

横顔が『レオン』のマチルダ(当時12歳のナタリー・ポートマン)に似ているような気がしました。愛らしい容貌と演技力、これからの成長が楽しみな子役です。

▼『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』ではエル・ファニングが演じたトランボの娘の幼少期を演じていました。

>>>『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』/名作「ローマの休日」誕生の陰ではこんな出来事が起きていました。 

エド&ロレインの夫婦愛

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前回に続き、二人の夫婦愛が素敵でした。

エドが殺される霊視をしてしまったロレイン。当初はエンフィールドでの事件に関わることに反対をします。しかし、エドはけっこうアツイい男なんですね。

助けられる力を持っているだから、苦しんでいる人を助けたい

エドはそう強く思っており、そしてそんなエドだからこそ、ロレインも彼を深く愛してるのでしょうね。

ロレインがジャネットに語った、エドへの想いが本当に素敵。

霊視能力を持ち「普通ではない」ロレインは、孤独で苦しい人生を歩んできた。

しかし、孤独から救い出してくれた初めての味方ががエドだったのです。こういう思いがあるからの、二人の絆なんですね~。素敵です(*^^*)ポッ

このエピソードがあるからこそ、クライマックスの悪魔との死闘のシーンがより一層魅力が深まりました。

エンドクレジットまで楽しめる。

エンドクレジットが始まったら、実際のホジソン一家やウォーレン夫妻の写真が紹介されます。

ジャネットが空中浮遊をしているとされる写真。

あれ、映画と見事なまでにそっくりですねw(゚o゚*)w

エンフィールド事件、Wikipediaもあるくらいですから、かなり有名な事件だったんですね。

実際の事件では、突然、怪奇現象は止んだそうです。原因はなんだったのでしょう。わからずじまいだそうで。たぶん白塗りのシスターでないんだろうナ?

実際のホジソン一家はどうなったのか?

母親のペギーは晩年までその家に住み、一家を何度も怖がらせた幽霊のビルが座ったまま死んだという椅子で、2003年に亡くなったそうです。

 

そのまま住んでたのがすごい!w(゚o゚*)w

 

しかも、あの椅子をそのまま使っていたのがすごい!w(゚o゚*)w

私だったら気味が悪くて、とても座れない…。でも捨てるのも怖いか…。捨てたらたたられそう。そして勝手に戻ってきそう…

うーん、でも私だったら絶対に引越しをすると思います^^;

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その他、気になったこと。

スターリング・ジェリンズちゃんの美少女ぶり。

マディソンちゃんもかなりの美少女なのですが、夫妻の一人娘を演じたスターリングちゃんも負けてない。

前作でも可愛かったけど、今回は成長して、少し大人びてきているのがまた魅力的でした。出演シーンはそれほど多くないのですが、印象に残ります^^

 

あと、ホジソン家の調査に参加している女性の学者さん。

どこかで観たことがあるな~と思ったら、フランカ・ポテンテですね。女性のわりにはあごが割れているので、あごを見て気づいた^^;

『ラン・ローラ・ラン』や『ボーン』シリーズで、ジェイソン・ボーンの恋人マリーを演じていた女優さんです。

モリスと娘のエピソードも何気に好きでした。

そんなわけで、とても楽しめたホラー映画でした

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