本日の映画は『ケース39』
レニー・ゼルウィガーとブラットリー・クーパー共演のホラー作品。へー!そんな作品があったんだ!と、知名度の高いスター二人の共演に、心惹かれて鑑賞しました。
本作は劇場公開はされず、DVDのみの発売のようです。
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『ケース39』
監督・出演・製作 基本情報
監督:クリスチャン・アルバート
出演:レニー・ゼルウィガー/ブラッドリー・クーパー/ジョデル・フェルランド
製作:2009年/アメリカ
主演はブリジット・ジョーンズシリーズで知られるレニー・ゼルウィガーです。
あらすじ
ソーシャルワーカーのエミリー(レニー・ゼルウィガー)は、問題を抱えた家庭に育つ子供たちのケアに忙殺される日々を送っていた。一人でかかえる案件は38件。
多忙を極めるエミリーが担当することになった39番目の案件=ケース39。それは両親に虐待されるリリーという少女の案件。リリーに親身に関わるうちに、エミリーの周囲で不穏な出来事が起こり始めるのだった…。
感想(ネタバレあり)
この作品の見どころは…
- 珍しく真面目な顔したレニー・ゼルウィガー
- ハチまみれ、クーパーさん
- ジョデル・フェルナンドの怪演
おまけ:ささやき女将(※)と謎の鳥居
(※ささやき女将事件とは…高級料亭・船場吉兆の食品偽装事件の謝罪会見で、母親である女将が、記者の質問に答える息子に対して回答をささやき続けた事件)
私、『ブリジット・ジョーンズ』シリーズが大好きなんです。
飽きることなく、繰り返し、繰り返し観ていて、観るたびにコリン・ファースとヒュー・グラントの間で(勝手に)揺れ動いてしまうんです。
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 (字幕版)
明るくてドジなブリジットのイメージが強いレニー・ゼルウィガーがホラー…?というのはイメージが結びつかず…。いざ、鑑賞し始めると真面目な顔をしているレニーに違和感を感じ、慣れるまで少し時間がかかったのでした。
無理して真面目なフリしてるんじゃないか?、と思わせるものがありましたね。完全に先入観と思い込みです、はい(苦笑)
▼ちょっとぽっちゃりしたレニーさん。決して無理をして真面目ぶってるわけじゃないのです…。
少女を引き取ったら恐ろしい事件が起こる…というストーリーから、『エスター』
『ケース39』は
『エスター』はエスターがめちゃめちゃ怖い…。その正体は、果たして…。
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実はオカルトってちょっと苦手なんですよ。途中まで楽しく観ていても、真犯人が悪魔だったりすると気持ちが萎えてしまうことが多いのです。
悪魔という存在に馴染みがないからですかね。その反面、幽霊なら大丈夫だったりするので、自分でも理由がよくわかりません…。
▼リリーを虐待しているように見えた両親だったが。
出典:Case 39 (2009) – IMDb
最初はね、リリーの両親の方が異常に見えるわけですよね。父親はささやき女将みたいになってるし。
正直なところ、「なんや?このオヤジ?」と思いましたが、あれはリリーに聞かれたくないから、ささやき女将になってたってことでいいのかな?(でも、ささやかれた内容は母親がしっかり声に出して話しているので、リリーは聞いてるので、あまり意味はなさそう。)
▼ささやき女将状態のリリー父。
出典:『ケース39』より
リリーの両親は部屋の内側に頑丈な鍵を取り付け、閉じこもり、娘を完全に拒否。
床には何かを引きずったような謎の傷跡。挙句、娘をオーブンで焼き殺そうとする暴挙に出て逮捕されてしまう。
一方のリリーは親から酷い虐待を受け、心に傷を負いつつも、精一杯の笑顔をエミリーに見せ頼ってくる。
「なんとかしてあげたい。」
そう思ってしまったエミリーの気持ちもわかります。リリーが健気ないい子に見えるんですよね。
エミリー自身も親から虐待を受けた過去があり、その過去も少なからず影響を与えているようです。しかし、仏心があだとなる。
エミリーはリリーを引き取り、二人でひとつ屋根の下で暮らし始めると周囲で恐ろしいことが次々と…。
次から次に、人が死んでいくのです。
エミリーはいつのまにか、リリーの両親を同じ行動を取る羽目になっている。
部屋の内側から鍵をかけ、リリーを近づけないようにして部屋に閉じこもり、大きな家具を引きずってドアにバリケードを作ろうとして床に傷をつける。
リリーの両親が見せた異常な行動…。あぁ、あれはこういうことだったのか…。明かされていく、過程は好きでした。
庇護者であったはずのエミリーは、いつの間にかリリーに支配される立場になっている…。
エミリーはリリーの両親を訪ねて、刑務所を訪れる。リリー父は語る。次々に親族や友人たちが死んでいき、リリーに怯えながら暮らした日々について。ここまで追い詰められれば、娘を殺そうとするのも当然だな、と思わせるものがありました。
そして、リリーの両親は逮捕され収監されてなお、リリーからの攻撃を受け続けていたのです。(そして、殺されてしまいます…)
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無数のハチに襲われるブラッドリー・クーパー
怖い映画を求めて観たけれど、さほど怖くはなく、グロシーンも少なめ…。
虫が苦手なので、中盤のハチまみれはうへぇ!となりましたが、怖いシーンはそこくらいでした。
▼耳からハチが、目からハチが、口からもハチが!
エミリーの恋人でカウンセラーのダグを演じた、ブラッドリー・クーパーの見どころが死に様のみだったのだけれど、本作の製作当時は今ほど有名ではなかった時期みたいですね。
この作品で出会ったレニーとお付き合いしていた時期もあったそう。ちょっと意外なカップルでした。
それにしても頑丈な鍵も家具のバリケードも役に立たない怪力の持ち主なのだから、車の窓くらいぶち破って脱出できそうなものだけど。最後は意外にか弱いリリーさん。エミリーに車ごと海に沈められ海の藻屑と消えました。
▼「悪魔を抱いて生まれてきた」リリーさん。目が大きくて可愛いけど怖いんです。
リリーを演じた女の子、どこかで見たことがあると思ったら『トールマン』のジェニー!
参考記事>>>『トールマン』/消える子供たち。
『トールマン』でもジェニーの存在感は光っていましたが、この作品でも見ごたえあり。大人顔負けの演技を披露しています。
リリーとダグとのカウンセリングのシーンはこの作品の一番印象深かったシーンかも。
ダグに対して憎たらしげでしばき回したくなるほど生意気な口をきくのですが、リリーが登場したばかりの頃、不安そうに怯えた様子を見せつつ、エミリーにだけは笑顔を見せる、あのいじらしさとのギャップのすごいこと!あれは全部演技だったんだなぁと、背筋がうすら寒くなりました。
謎の鳥居
リリーの父親がささやき女将状態なのは思わず笑ってしまったのですが、気になるシーンがもう1つ。
クライマックスで車ごと海にダイブしてリリーを沈め、放心状態のエミリーの背後に鳥居が見えたのです。ごくごくオーソドックスな明神鳥居のようですね。
出典:『ケース39』より
ハワイに出雲大社の分社があるくらいなので、エミリーの住む町にも神社があったんでしょうか。たまたま写り込んだのかな。悪魔ものなのだから、移り込むなら神社よりも教会の方がよかったかも。
以上、『ケース39』の感想でした。
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