引っ越した家には”何か”がいました…。
今日の映画は『インシディアス』。『SAW』シリーズの監督が贈る傑作ホラーです。
Contents
『インシディアス』
監督・出演・製作 基本情報
監督:ジェームズ・ワン
出演:パトリック・ウィルソン(『死霊館2』)/ヴェラ・ファーミガ(『エスター』)
製作:2011年/カナダ・アメリカ
ざっとあらすじ。
ジョシュとルネの夫婦は3人の子供とともに新しい家に移り住む。
しかし、引っ越し直後から奇妙な物音や不気味な声、ものが移動するなどの不可思議な現象が起こり始める。そして、ある日突然、長男のダルトンは原因の昏睡状態に陥ってしまうのだった…。果たしてこの家で、何が起こっているのか?ダルトンは目を覚ますのか?
というストーリ―です。
これから先はほぼネタバレしていますので、ご注意ください。
<スポンサーリンク>
感想(ネタバレあり)
引っ越した先に幽霊がいました。
怖いっていうよりも、びっくりさせられる系の映画だったかなぁ。
ふと場面が変わると、大きな効果音とともにヘンなの出てきた!ドア開けたら出てきた!引き出しあけたら出てきた!みたいな(笑)
あ、ここらで来るかなってわかるシーンもあれば、まったく不意を突かれてしまうこともあり、なかなか驚かせていただいた。
妙に幽霊が元気なのが印象的だったな^^;
白昼堂々と、音楽に合わせてノリノリで踊ってたり、ほとんど実体で、普通に人間がいるように見えるシーンもありました。
ここまで来ると、なんだかちょっと笑ってしまうこともありました。“何かいる”という気配はあるものの、幽霊がなかなか姿を見せなかった前半の方が好きでした。
ベビー用のモニターから声が聞こえてくるとか。玄関の警報装置が作動しても誰もいない、みたいなね。あの警報音にはびっくりさせられちゃいましたけど。まったく心臓に悪い映画だ
追いつめられてゆく妻
一方、リアルだったのは追い詰められていく妻ルネ。原因不明の昏睡状態に陥ったダルトンを自宅で介護することになる。
冒頭で仕事に復帰するって話をしていたのに、それもダメになっちゃったんだろうな…。
次々と何かが起こる家に、介護のために、ひとりでいなければならない。介護しながら幼子の育児だけでも精神的にも手一杯だと思うけれども、怪現象は容赦なくルネに襲い掛かる。
逃げ出すこともできないわけだから、それは追い詰められますよね。
夫のジョシュは、まあ、これもありがちな展開ですが、「残業」という理由で帰宅時間がどんどん遅くなる、、という。帰りたくないのはわかるんだけどさ。
ルネに責められると「医療費もかかるし、俺が働かなきゃ!」的なこと言います。
いや、あんた仕事してなかったじゃん、私は観た!
幽霊は一家につきまとう。
怪現象は日を追って激しくなり、ベッドシーツにはべったりと赤い手形をつけられるまでに。
せっかく洗濯したのに無駄。もう捨てるしかないじゃないの(≧ヘ≦) ムゥ
で、こんな家に住みたくない!!って、思った一家は新しい家に引っ越しまして。
これで一安心、ダルトンは目覚めないけれども、恐ろしいことはもう起きないと思ったのですが…。
そうはいかないのです・・・。
怪奇現象は引っ越しをしても、一家に付きまとう。
真っ赤な顔したヘンなヤツがジョシュの背後からこっちを見てたりします。
ダースモールだ!
と思った方は多いはず。(ちなみに、ダースモールよりジョシュのお母さんの顔が怖いと声が怖いです…。)
これもホラー映画の定番、母の古くからの知り合いだという霊能者が家にやってきます。やたら張り合ってばかりの、おかしな助手を二人引き連れてね。
それにしてもこの手の映画だとちょいちょい見かけるシーンですが、機械を使ってあれこれ測定して何かわかるものなのかしらね^^;
(っていうか、霊と交信するのにガスマスクをかぶる必要性は??)
胡散臭い、いえ、頼りがいのある霊能者たちの活躍で、一連の出来事の原因がジョシュの過去に関連しているらしいということが明らかになってきます。
ジョシュには幽体離脱の特殊能力があり、それはダルトンにも遺伝しており、ダルトンの魂は肉体を離れたまま、戻れなくなってしまったという。
魂が離れ、抜け殻となったダルトンの肉体を手に入れ、「もう一度生きたい」と願う幽霊たちが集まってきていたのです。
赤い顔のヘンなやつは、他者を苦しめたいという狡猾な目的を持って、ダルトンの体を手に入れようとしている悪魔でした。
で、ジョシュは幽体離脱の能力を使って、あちらの世界で迷っているダルトンを迎えに行くことになります。
スピルバーグが手がけた名作ホラー『ポルターガイスト』ではお母さんが迎えに行きましたが、この映画ではお父さんが迎えに行きます。
霊たちの世界に行くと幽霊は、なんかみんな厚化粧のコスプレみたいなんですね^^;
なんか、真面目にやってるんだけど、やっぱりところどころ笑えってしまった…。
んで、あれやこれやとありまして。ジョシュはダルトンを連れ戻します。やっぱり家族愛って最高!よかった、よかった!!
と、ハッピーエンドと思いきや…おおぅΣ( ̄ロ ̄|||)
…という展開です。
エンドロールのあとにも“何か”出てきます。もちろん、続編が作られており、なんと17年には第4作目が公開になるようです。
ちょっと続きすぎ?
そんなわけで、『インシディアス』の感想でした。
<スポンサーリンク>
ちょっと余談。
余談ですが、ジョシュを演じたパトリック・ウィルソンは『ハード・キャンディ』を観て以来、エレン・ペイジに○○○をチョン切られそうになって、半泣きになってた顔が強く焼き付いてしまい…。お顔を拝見するたびに、「このロリコンが!!」と思わずにはいられません…。
『ハード・キャンディ』男性が観たら、震え上がりそうなシーンがあります…。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。