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『9か月』/父になる自覚~ヒュー・グラント&ジュリアン・ムーア共演のコメディ・ドラマ。

本日の映画は『9ヶ月』.

ヒュー・グラントとジュリアン・ムーア共演のラブコメディです。

ここのところ、ヒュー・グラントの映画が観たい!という大波が来ていて、ヒュー・グラント出演作ばかり観ている状態です。この作品は存在は知ってたけど、ずっと観そびれてたので今回が初鑑賞です。

ヒュー・グラントはいつも通りの、優柔不断で頼りな~い感じの役どころ(*´∇`*)

一方のジュリアン・ムーアのラブコメディって、珍しい気がするなぁ。20年以上前の作品なのでとにかく二人とも若いです!
※当ブログは基本的にすべての作品でネタバレをしていますので、ご注意ください。

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『9ヶ月』

 監督・出演・製作 基本情報

監督:クリス・コロンバス
出演:ヒュー・グラント/ジュリアン・ムーア/ジェフ・ゴールドブラム
製作:1995年/アメリカ

監督のクリス・コロンバスはコメディ映画を得意とする監督で代表作は『ホ-ム・アローン』 シリーズ。

▼天才子役マコーレー・カルキンが大人気となりました。

またハリー・ポッターシリーズの第一作と第二作の監督をつとめたことも知られています。

▼まだあどけないハリーが大活躍します。

 ざっとあらすじ

サミュエルとレベッカは付き合って5年。順調な同棲生活を満喫している。

30歳を超えたレベッカはそろそろ結婚して子供が欲しいと思っているものの、サミュエルは結婚には消極的。そんな中、レベッカが予想外の妊娠をしてしまう。

サミュエルは困惑してうろたえるばかり。一方のレベッカは今回の妊娠を前向きにとらえており、サミュエルと結婚して子供を産みたいと思っている。

想いが一致しない二人の未来は果たしてどうなるのか?

 うーん、すごいドタバタコメディだった…。

一応「大人のコメディ」という触れ込みで製作されたらしいのですが、そんな感じではなかったかなぁ。ちょっと下ネタというか、そっち系の言葉を連発する英語が苦手なロシア人医師が出てきたので、確かに子供向けではないかと思われますが…。

大人のコメディと言うからには、もうちょっと落ち着いた作品を期待していたので、そこは少々期待外れな感もありました。

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感想(ネタバレあり)

 「親になる」ことへの男女の意識の違いがテーマ。

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出典:Nine Months (1995) – IMDb

女性は自分の体内に命を宿す。つわりがあったり食べ物の好みが変わったりと体調や心の面でも大きく変化が起こります。だから「母になる」という自覚が早い。

一方の男性はなかなかそうはいかない。と、よく言われますよね。この映画でもそんな男女の意識の違いがテーマになっています。

子供ができたのは自身の責任でもあるのに、現実にしっかり向き合えないサミュエルにイライラしてしまいます。

ただ、サミュエルにも同情すべき点もあります。

サミュエルは子供の精神科医。

親との関係に問題を抱えた子供たちに日々接しており、親になることへの恐怖心を持っていたのです。職業病みたいなものでしょうか。

ただでさえ、そういう心理状態のところに、子供のためとはいえ、ようやく手に入れた憧れのスポーツカーや長く飼っていた猫までも手放すように言われたら…。

自分の人生を奪われるようで、怖くなるのも仕方がない気も…。

レベッカもちょっとぐいぐい行き過ぎのような気もしました。

「手放して当然」という話の進め方がね、相手にしてみればちょっと萎えるかも。

 父になる自覚

父になることを想像もできなかったサミュエルが父親の自覚に目覚めるのが、病院でエコー写真を見たとき。小さな、小さな赤ちゃんが動く様子を見て、「父性」が目覚めるのです。

で、その後、紆余曲折がありまして。

いったんはレベッカに愛想を尽かされ、お別れすることになる二人ですが、サミュエルは「レベッカは宝物」だと改めて気づき、「父になる決意」をすることに。

美女に誘惑されてもきっぱりと断ります。レベッカと離れていても、一人で妊娠や子育てのことの本を読んだり、レベッカと子供のことを思い続けるのです。

全然ゲスじゃない~(*´∇`*)

その思いはレベッカに通じ、二人は無事に復縁、いよいよ赤ちゃんの誕生です。

 こんにちは、赤ちゃん

満月の夜。

予定日よりも2週間も早く破水したレベッカを、車で次々に人をはねながら病院に運ぶサミュエル。(はねた人も一緒に運ぶのでひき逃げはしてません。)

やっとの思いで病院に到着すると満月の影響で、病院は産気づいた妊婦でいっぱい

担当の医師は不在で、本人は意図してはいないものの、何故か下ネタ系の言葉を連発してしまうという英語が苦手な謎のロシア人医師しかいないという、てんやわんやの状況で、レベッカは出産に臨む。

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 まとめ

テーマは悪くないんだけど…。

泣くことでしか意思疎通のできない赤ん坊や、いたずらし放題のやんちゃな子供は自分の生活を脅かすモンスターのように感じられるかもしれませんが、それでも子供を持つって素晴らしい!っていう作品なのですが…。

んー、いくらなんでもドタバタしすぎじゃないかな~。テンションが高すぎて、しんどかった。出産シーンくらいはもうちょっと落ち着いてほしかった気がする。

コメディだからって人を次々にはねながらって、どうなの?

満月だからって、妊婦が病院に溢れかえってるってどうなの?

ロシア人医師が怪しすぎじゃない?

そんなことばかりが気になった(‘д` ;)

ちなみに、このロシア人医師を演じるのは、今は亡きロビン・ウィリアムス。アヤしさ全開(笑)この作品で、彼のパートだけは笑えたし、好きでした。

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出典:Nine Months (1995) – IMDb

サミュエルの友人トムとしてジェフ・ゴールドブラムが出演。

彼も結婚や子供を持つことに消極的で、それが原因で彼女と別れてしまったという役どころ。この人はインパクト小なのですが、そのトムの姉夫妻がなかなか強烈なキャラ…。

子供大好きで、子だくさん夫婦。子供を持つ幸せを語りまくる。

それはとっても素敵なことなんだけど、こんな風にぐいぐい来る人たち、苦手かも…。

んー、結論としてあんまり好みじゃない作品だったのです…。

まあ、20年以上前の作品なので仕方ないかな。

主演の二人のファンじゃなければ、特にオススメはしません。

ヒュー・グラントが妙にシワシワな感じもしましたしね。あれ、こんなにシワがあったっけ?って感じでした…。

ただ、ちょっとだけ眼鏡をかけるシーンがあり、そこはちょっとテンションあがりました。

眼鏡大好き( ̄ー ̄)ニヤリッ

以上、『9か月』の感想でした。

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