今日の映画は『陰謀のスプレマシー』
『ボーン・スプレマシー』が大好きなのですが、「スプレマシー」の意味がイマイチわかってなかったのです。いまさらですが調べました^^;
「至高」「主権」「優越性」と、そんな意味だったようです。
この作品、原題は『The Expatriate』で国外追放された人、みたいな意味。
邦題は『ボーン・スプレマシー』を意識して付けたのでしょう。
元スパイ出てきました。「スプレマシー」つながりで気になって観てみたので、そういう意味では邦題付けた人の術中にはまったのかも(笑)
『陰謀のスプレマシー』
監督・出演・製作 基本情報
監督:フィリップ・シュテルツェル
出演:アーロン・エッカート/オルガ・キュリレンコ/リアナ・リベラト
製作:2012年/アメリカ・カナダ・ベルギー
▽アーロン・エッカート関連作
ざっとあらすじ
舞台はベルギー。
娘エイミーを二人暮らしのCIAの元スパイ、ローガンは民間警備会社で防犯装置の弱点の調査研究をしていた。
とある防犯装置の弱点を探しだし、解除の仕方を見つけ出して報告をすませたのですが、
翌朝、会社がこつ然と姿を消していた。なんと!
見事にからっぽ!!
慌てて本社に赴いて事情を確かめようとしたところ、ローガンが在籍した記録はなく、そもそもそんな会社はないという。
さらにはベルギーでの住民登録、携帯電話の業務上のメール履歴、給与振込の記録までが消えてしまい、命まで狙われる羽目に・・・・。
実はこれより少し前に、CIAの文書保管庫から「ある事件の証拠」が盗み出されており、そこで破られたセキュリティこそがローガンが弱点を指摘した防犯装置だった、というわけ。
ローガンは利用されており、その他の同僚たちもすでに始末されていて…。
さて、自分をハメたのは誰なのか?命を狙う暗殺者たちから娘を守り逃れながら、真相に迫ってゆく。
そんなお話です。
元CIAと娘、というと『96時間』が思い出されますね^^;
あんまり疲れない映画を観たい気分だったのですが、だいたい想像した通りの内容で、緩い感じで観られました。
無難、というか、まあ、よくある感じ。
全体的に大味で詰めの甘い感じがしますが、まあ、それはそれ。
アーロン・エッカートの渋い色気が好きなので、それなりに楽しみました。
相変わらずアゴが割れています^^
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感想(ネタバレあり)
一人娘は反抗期の真っただ中。
娘のエイミーは、ただでさえ父親とは関係が難しくなるお年頃。
加えて、一緒に暮らすようになった理由もいろいろ複雑で、ローガンは仕事が忙しく、エイミーとの約束を守れなかったり、彼女のアレルギーのこともうっかり頭から抜けてしまうようで、決してよい関係とは言えない。
しかもエイミーはパパが元CIAだとは知らないの。
母親からは外交関係の仕事、と聞かされていたらしい。そのパパが、素手で人を殺すわ、言語は自在に操るわ、警察の追跡も華麗に交わすわ…。
娘のためを思っての嘘だったわけだけど。
なんなの、それ聞いてないわヽ(#`Д´)ノ
って、怒るエイミーの気持ちもわかる。
わかるんだけどさ。
エイミーの反抗期は、「え?この状況で??」とこちらが驚くくらい、緊迫した状況でも容赦なく反抗し続けるのでありましたΣヾ( ̄0 ̄;ノ
この状況で、よく父親のそばを離れられるなぁって、その度胸に感心してしまいました。
初めは動揺するばかりだったエイミーも、父譲り?の度胸で、二人で協力し合って事態を乗り切るシーンもあったりして。ほのぼのしたりもしたのですが…。
まあ、やっぱり反抗期なんだよねぇ。
演じているのは、リアナ・リベラト。観たことあるなぁと思ったら、『イフ・アイ・ステイ』でヒロインの親友を演じた子。なんとなく雰囲気がベッキーに似てる気がしたんだけど、そうでもないか。
ローガンは『96時間』のリーアム・ニーソンほどにはぶっ飛んでおらず、常識的なほうだとは思いますが、巻き込まれてガンガン容赦なく人が殺されてゆきます。
敵と揉み合っているうちに、銃が暴発して弾が胸を直撃した入院患者さんとか、気の毒だったなぁ…(’A`|||)
こんな死に方、いやだなぁ。
オルガ・キュリレンコ
もう一人の重要人物。
CIAの元上司でローガンをクビにしたアンナ。
そのためにローガンは職を失い、国を追われる羽目になったわけですが。
どうやらローガンとは仕事の関係以上に、親密であったらしい。
アンナを演じるのはオルガ・キュリレンコ。
『慰めの報酬』ではボンドガールを演じたことも。
クールだけれど、色気もあって。好きな女優さん。真木ようこに似てる気がしません?
わぁ、オルガが出てるんだぁとテンションあがったのですが、なんだか、中途半端な立ち位置で、もったいなかった。ちょっとがっかりですな。
CIAを裏切り、お金のために悪に手を染めており、ローガンを利用するも、利用しきれず…。
裏切っていると見せかけて、実は味方なのでは?と思ったのですが、どうも本当に裏切っていたようで^^;
どうせなら徹底的に悪に徹するか、揺らぐならなぜ揺らぐのか、そもそもなぜ悪に手を染めることになったのかと、もう少し描いてほしかったかな。
▽オルガ・キュリレンコ主演作。
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ベルギーの街並みが素敵。
まあ、すったもんだがありまして。
事件は無事に解決した…のか?
悪の親玉は倒しましたけれど、ローガン親子はベルギーの警察にもCIAにも追われてませんでしたっけ?
あれはどうなったんだ^^;
真相に気付いたCIAが後片付けをしてくれた??
まあ、知らないうちになんとかなってるんだろうなぁ。
その他いくつか疑問が残ったのですが、ベルギーの街並みがとても綺麗で、うっとりと見とれてしまったので、まあ満足です。
アーロン・エッカートも素敵だったし。
アントワープ中央駅は世界で最も美しい駅のひとつと言われているらしいのですが、教会みたいな荘厳な雰囲気があり、特に印象に残りました。
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