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『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』/おいしいパイが食べたくなる。

今日の映画は『ウェイトレス おいしい人生のつくりかた』です。

パイ作りが得意な女性が、自分の生き方を見つめ直していくお話。

この作品を作り上げた女性監督、エイドリアン・シェリーが不幸な事件に巻き込まれたことは、当時は大きなニュースになりました。

参考記事>>>衝撃!監督は殺害され…子どもと自らが出演した映画に遺したものは?(シネマトゥデイ)

『ウェイトレス おいしい人生の作り方』

基本情報

監督:エイドリアン・シェリー
出演:ケリー・ラッセル/ネイサン・フィリオン
製作:2007年/アメリカ

▼主人公ジェナを演じたケリー・ラッセルはこちらの作品にも出演。天才的な音楽の才能を持った少年が奇跡を起こします。

『奇跡のシンフォニー』/少年が奏でる奇跡の調べ。

あらすじ

パイ作りの名人で、ウェイトレスのジェナは嫉妬深い夫アールに束縛され、息苦しい生活を送っていた。

夫の元から逃げ出すために、密かにお金を貯め、脱出計画を立てていたが、予期せぬ妊娠をしてしまう。焦りと不安でいっぱいのジェナは主治医の産婦人科医ポマターと不倫関係になってしまう。

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感想(ネタバレあり)

おいしそうなパイがたくさん登場します。

画像1

出典:http://eiga.com/movie/1900/

この映画の大きな見どころの1つ。

ジェナが作るパイがとにかくおいしそうなこと!!

彩り豊かなパイが映し出された画面から、あま~い香りがこちら側にただよってきそう。幻覚じゃなくて、幻臭??かな^^;

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視覚から飛び込んでくる情報の、強烈なパワーを感じさせられます。フルーツの色合いや、なめらかなでふわふわのクリーム。この力に抗える人、いる?誘惑が強すぎるので、ダイエット中に観るのはキツイ感じかも(笑)

甘いものって、心を宥めてくれる効果がありますよね。ジェナのパイは多くの人々の生活に小さな癒しをもたらしつつ、ジェナにとっては希望の光でもあります。

宝石みたいにキラキラしたパイの数々。観ているだけでも楽しいです。

母になる不安に襲われるジェナ

ジェナと産婦人科医が不倫関係に陥ってしまったのは唐突な感じがして、驚いてしまったのですが。

それは、さておき。

赤ん坊に未来と自由を奪われてしまうような恐怖と、「いい母親になれるのか?」というジェナの不安はとてもリアルに感じられました。

子供ができてしまったら、「夫から逃げてパイ作りで生計を立てていく。」という計画も夢も諦めて、さびれた田舎町で夫にがんじがらめに縛られて生きてゆくしかなくなってしまう。

自分ひとりでも生きてゆくのは大変なのに、加えて幼い子供への責任が発生したら…。

「子供を産む」ということ自体にには迷いはなくても、先のことを考えると「嬉しい!」「幸せ!」と言い切れる女性ばかりではないはず。このあたりの複雑な気持ちに共感できる女性も多いのではないかなぁと思った。

母は強し

妊娠中は強い不安に苛まれていましたが、それでも、赤ん坊を胸に抱いたとたんに、ジェナは強くなる。

産む前の不安などどこかに飛び去ってしまい、ジェナの表情は母親の顔と変わるのです。この子のためにしっかりしないと!この子を守らないと!母の愛と想いに満ち溢れているジェナの姿は心に響く。

まさに「母は強し」です。

ダメ夫に毅然と別れを告げ、不倫相手にも別れを告げる。

赤ん坊に自由を奪われ、パイも焼けなくなるのではないかと不安に思っていたけれど、娘を抱きながら、ゆったりとパイを作るジェナの優しい笑顔が印象的でした。

夫が本当にダメダメ男なので、すっぱり別れてよかったですよ。名ばかりの父親がいるよりも、父親の分の愛情も思いっきり注いでくれる母親がいてくれて、母が幸せそうに笑っていてくれる方が、幼い娘だって幸せになれるはず。

不倫相手の奥さんもいい人だったので、不倫相手と逃げるようなことにならなくてよかった。略奪愛はたとえ成就しても、手放しに喜ぶ気になれないからな^^;

シングルマザーとして、娘と二人、強く生きてゆくジェナでした

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エイドリアン・シェリー監督

この作品にジェナの同僚ドーン役で出演しているのが監督のエイドリアン・シェリー。

彼女は不幸な事件により、40歳でこの世を去りました。

この映画を撮影した後、まだ公開前という時期に起きた突然の哀しい事件。

映画監督としてこれから、という時、また自身も幼い子供がいるというのに、どれだけ無念だったことか…。心が痛みます。

以上、『ウェイトレス おいしい人生のつくりかた』の感想でした!

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