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『奇跡のシンフォニー』/少年が奏でる奇跡の調べ。

本日の映画は『奇跡のシンフォニー』

こんな奇跡があったらいいな…、素直にそんな風に思わせてくれる作品です。嫌味がなくて後味もいいんです。

『奇跡のシンフォニー』

基本情報

監督:カーステン・シェリダン

出演:フレディ・ハイモア/ケリー・ラッセル/ジョナサン・リース・マイヤーズ/ロビン・ウィリアムズ

製作:2007年/アメリカ

「Raise It Up」が第80回アカデミー賞主題歌賞ノミネート

↓フレディ・ハイモアと言えばこれ、ですね。ジョニー・デップと共演。私もチョコレートに溺れたい(笑)

主人公エヴァンの母を演じたケリー・ラッセルは『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』でパイづくりの才能を生かして束縛からの逃れようとする女性を演じていました。『ウェイトレス』は映画の中に登場する、手作りのパイがとにかくおいしそうで、おなか空いちゃう作品です(笑)

本作は音楽の天才的な才能に恵まれた少年の物語ですが、他にも天才が登場する作品はたくさんあります。おすすめ映画をまとめてみました。こちらもぜひ参考にしてみてください。

関連:天才現る!凡人とは違う天才少年少女、天才の苦悩を描いたおすすめ映画。

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あらすじ

両親と生き別れ、孤児院で育った11歳のエヴァン少年(フレディ・ハイモア)は、あらゆる音が音楽に聞こえるという素晴らしい才能を持つ少年だった。

会ったこともない両親にいつか会えると信じ続けるエヴァンはある日、孤児院を抜け出して、ニューヨークに向かう。

エヴァンはそこで様々な人との出会いを通じて、みるみる音楽の才能を開花させてゆき、彼の奏でる音楽が奇跡を引き起こす。

感想(ネタばれあり)

主人公エヴァンを演じたのはフレディ・ハイモア『チャーリーとチョコレート工場』で主役を演じた男の子です。

とにかくこのフレディくんがめちゃめちゃかわいいのです!観ていて微笑ましい気持ちになりました。

世界中のあらゆる音という音が、エヴァンにとってはかけがえのない神様からの贈り物=音楽です。「あぁ、天才はこういう風に世界を感じているのか。」と、冒頭の風が吹き抜ける麦畑のシーンで思いました。

絶対音感のある人はそこら中に音があふれすぎていて、酔ってしまうと聞きます。エヴァンは酔うどころか楽しんでいるけど、私たちにはただの雑音にすぎなくても、才能のある人には全ての音が素適な「神様からの贈り物」なんですね。ちょっとうらやましい。孤児院を抜け出して、思うがまま存分に音楽を堪能するエヴァンの姿は、音楽を愛するすべての人に共感できるものだと思います。

出典:http://www.imdb.com/title/tt0426931/?ref_=ttmi_tt

音楽はいわば「ただの音の連なり」です。けれども音楽があれば言葉で語る必要もなく、想いが伝わることもある。音楽の持つ力、素晴らしいです。

どうして彼の両親が彼を手放したのか。若い恋人たちの切ない恋、その後の彼らの人生が描かれ、 別々の道を歩んでいた二人は、何かに導かれるようにニューヨークへ。

▼エヴァンの父母

出来すぎだと言われたらその通りなんだけど(苦笑)

終盤のコンサートのシーン。エヴァンの奏でる音楽は人々の心を惹きつける。心底楽しそうに指揮棒を振るうエヴァンの生き生きとした表情から目が離せませんでした。

「こんな素適な音楽ならば、奇跡を起こせてもおかしくはない。」

素直にそう思えました。作品中に色んな音楽が溢れているので、お話だけでなく音楽も十分に楽しめる映画です。

フレディ・ハイモアくんは今…。

フレディくん、本っ当にかわいいので、どうかハリウッドの毒に冒されずに健やかに育ってくれますように…。

祈るような気持ちで初めてこの映画を観てから10年近くたちました。

1992年生まれのフレディくんは、2017年現在すでに25歳!なんと!名門ケンブリッジ大学を卒業したそうです。

最近ではテレビドラマ『ベイツ・モーテル』でノーマン・ベイツを演じました。ヒッチコックの傑作ホラー『サイコ』の主人公ノーマンの若き日々を描いた作品です。

気になったこと。

ロビン・ウィリアムズは善人という先入観が強いので、そんなことしてても実はいい人なんでしょ…って最後の方まで思っていました…。もうこの世にいないロビン・ウィリアムズ、今も大好きな役者さんです。

以上、『奇跡のシンフォニー』の感想でした。

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